六本木・・・というか、乃木坂に近い六本木にあるGallery Tokyo Bambooで、開催されている「山口はるみ PARCOの時代 -凛として女-」というポスター展を見ました。

大変失礼ながら、私、この山口はるみさんという方は存じ上げないのですが、ここにあるポスターは全て見たことがあります。

いつごろ見たのかとか記憶は定かではありませんが、すごくモダンでシンプルで、大人の女が描かれたポスターに憧れを抱いたものでした。


そfれからかなりの年月が経ってるであろう今、改めてこうしてこれらのポスターを見てみても、やはり、モダンでシンプルで憧れを抱く気持ちに変わりはありません。

そして・・・今はこういう、何年経っても色あせないポスター、つまり広告があるだろうか?と考えてしまうのです。

なんだか、どれも大量生産の大量消費で、これと言って五感にインパクトを与えるポスターや広告が、極めて少なくなった気がします。


まあ、確かに今のこの先の見えない世の中。気の効いた広告どころではないのかもしれませんが、このポスターにあるコピー「・・・のように」、のように、こういうセンスのいい広告がないから、時代も暗いような気がするのです。


先の見えない時代だからこそ、せめてポスターだけは、人々に夢や希望を与えるものであるべきなんじゃないか・・・と、そんな贅沢なことを思ってしまうのでありました。