六本木のサントリー美術館で開催されている、「おもてなしの美 〜宴のしつらい」展を見に行ってきた。
器から屏風からひな人形に至るまで、人々の”おもてなし”に対する心配りがよく分かる展示だった。
う〜ん・・・でも多分、現在はこれほどまでに大切に人をもてなさないよね。
それよりか、来客が迷惑がられちゃったり。
そんなコミュニケーションが苦手になってきている現代人も、この展覧会を見れば、日本人がどれほどまでに”おもてなしの心”を大切に考えている民族か、少しは分かると思う。
個人的におもしろかったのが、磯田湖龍斎 画 「色道取組十二番」。
タイトルから察せられるとおり、ちょっと色っぽい内容・・・って言っても、肝心の色っぽいのは展示されてなかったけど。
それと、尾形乾山 作 「白泥染付金彩芒文蓋物」が、実に素晴らしかった。
その他の展示作品も、日本の美独特の繊細さと優雅さが溢れていて、美しかったし。
しかし今の私たちは、この大切な感覚をホントに失ってしまってるよな〜。
もっと人と時間を大切にしないとダメだよね。