Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている”語りかける風景”展を見てきました。

前売りを買っていたにもかかわらず、結局、会期終了ギリギリになってやっと行けた・・・ったカンジ。
それも、平日の閉館1時間前、というかなりハードなスケジュール。

でも、会場に入るとそこはもう癒しの空間。
ここまで慌てふためいてやって来たことなど、しばし忘れる空間でした。

会場は「窓からの風景」「人物のいる風景」「都市の風景」「水辺の風景」「田園の風景」「木のある風景」の6つのテーマに分かれていて、それぞれのテーマに沿った風景画が展示されていました。

その中でも、特に印象的だったのがこの2点。

まず、「水辺の風景」にあったマックス・エルンストの「暗い海」。
一瞬何が描かれているのかわからないくらい真っ黒なのですが、かすかに見える水の光が見ているうちに深海の中へと引き込まれていくような・・・なんともいえない不思議な感覚になる作品。

もうひとつは、「木のある風景」の中にあったヴァシリー・カンディンスキーの「サン=クルー公園」。
よく見ると、実に単調な線でのみ描かれた作品なのですが、その斬新な色彩で公園に生い茂る草花が見事に表現されていました。

しかし、風景画をこれほどまでにまとめて見る機会などあまりないのではないでしょうか。

見ていると一つ一つの作品に不思議な表情のあり、作品が見る側に「語りかけて」きます。

会期終了まであとわずかですが、お勧めの展覧会です。


語りかける風景

2010年7月11日(日)まで。
10:00〜19:00(金曜日は21:00まで)
入場は閉館30分前まで

Bunkamuraザ・ミュージアム
渋谷・東急百貨店本店内