書家・佐々木竹翠〜いちごいちえ〜

東京で、かな書(ひらがな)をメインに、デザイン書や漢字の書を制作・発表している書家、佐々木竹翠のWeb Siteです。

三菱一号館美術館

ご訪問、ありがとうございます。

ボストン美術館 ミレー展@三菱一号館美術館

先日、三菱一号館美術館で開催された、「青い日記帳×ボストン美術館 ミレー展~傑作の数々と画家の真実展」、ブロガー特別内覧会に参加してきました。

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夜の三菱一号館美術館、素敵ですね。

まず、今回の展覧会の担当学芸員さんのギャラリートークを聞き、そして、観賞会へ。

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まず、コローやルソー、ディアズなどの、バルビゾン派の画家の作品を観賞。

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「刈入れ人たちの休息」「種をまく人」「羊飼いの娘」など、これでもかっ!って感じに、ボストン美術館の3大ミレーを筆頭に、名作が並びます。ゴージャス!

で、これらの作品を見て思ったこと・・・すごく、骨太。

筋肉の動きや盛り上がりまでが、しっかりと表現されているのです。

いえ、これは単に、私がこれまでミレーの絵をキチンと見ていなかった、ということなのかもしれませんが(汗)、特に「種をまく人」の雄雄しさには、ある意味ショックを受けました。

あ、「種をまく人」は、東京では30年ぶりなんですね・・・これはますます見逃せない。

また、ミレーは、過去のスケッチや個人的な記憶をもとに作品を描いていたそうで、この展覧会でも、同じ題材で生昨年の違う作品が、何点か見られます。

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この2つの作品。

構図はほぼ同じなのですが、制作年に約10年の開きがあります。

見比べていると、なんだか不思議な感覚に。

そして、もうひとつ興味深かったのが、

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編み物や、糸紡ぎなどの作品。

ミレーは、農業の雄雄しさを描くのとともに、室内で家事にいそしむ女性たちの姿も数多く描き、その作品からは、細々とした作業の様子が温かく伝わってきます。
編み物の作品など、見ていて微笑ましくなってきちゃいますよ。

すごく、人間的な画家なんですね・・・ミレーって。

会場にはこの他、ミレーの影響を受けたモネなどのフランスの画家、そして、日本の画家の作品も展示されていて、ひとつひとつが見逃せない、大変内容の濃い展覧会ですので、ゆっくり時間をかけてご覧になることをおススメします。

※画像は内覧会のため、主催者から特別に許可を得て撮影しています。


ボストン美術館 ミレー展 - 傑作の数々と画家の真実

会期 2014年10月17日(金)〜2015年1月12日(月)
開館時間 10:00〜18:00(金曜日20:00まで。※ただし1/2は除く。入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、祝日・振休の場合は開館。1/5は18:00まで開館)
年末年始休館 12/27〜1/1

会場 三菱一号館美術館
          東京都千代田区丸の内2-6-2

展覧会公式サイトは コチラ>>







 

「ラファエル前派展」と「ザ・ビューティフル展」

先日、来年(2014年)に開催される、「ラファエル前派展」@森アーツセンターギャラリーと、「ザ・ビューティフル〜英国の唯美主義1860-1900」@三菱一号館美術館の、先行前売券発売記念イベントに行ってきました。

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会場は、新東京ビルにあるMARUNOUCHI CAFE 倶楽部21号館。

イベントは、まず、この2つの展覧会を主催している、朝日新聞社文化事業部の帯金章郎氏による、両展覧会の概要についてのお話があり、

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続いて、「19世紀英国美術の魅力を語る」というテーマで、美術ジャーナリストの藤原えりみ氏と帯金氏の対談。

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”フランス絵画とイギリス絵画”を、ヌード画や、モローとピアズリーなどで比較したお話は、視覚にもかなり訴えるものがあり、絵画に知識の乏しい私にも、とても分かりやすいものでした。

で、この2つの展覧会、何が見所かといえば、まず、「ラファエル前派展」ですが、絵画のみ71展の展示、その中には、ロセッティや”ラファエル前派の代表”ともいえるミレイのオフィーリアもあるとのことで、これだけでも楽しみなのですが、お話の中でスライドにちょっと出てきた、ウィリアム・ホルマン・ハントの<良心の目覚め>。これが実に意味深な絵で、ぜひ、ぜひ、生で見たい(笑)。タイトルもなんとなく意味深でしょ?

そして、「ザ・ビューティフル〜英国の唯美主義1860-1900展」。こちらは絵画だけでなく、彫刻やデザインなどもある総合展。
絵画も相当魅力的ですが、個人的には、ジャポニズムの影響を受けた工芸品を見るのが楽しみ。
日本人として、今から100年以上も前に、日本がどれだけ海外のアートやデザインに影響を与えたのか、非常に興味深いです。

しかし、ここまでお話を聞いたりして思ったのだけど、英国美術って、案外アヴァンギャルドなのね。イメージ的に、かなりな正統派っぽいけど。
なんとなく、UKの音楽に通じるものを感じました。

で、この2つの展覧会、そりゃもう絶対両方見たいのだけど、「ラファエル前派展」は1,500円。前売りでも1,300円。
「ザ・ビューティフル展」は、大人1,600円。前売りでも1,400円。
会期もほぼ重なってるし、やっぱどちらかひとつにしようかな〜などと思っていたら、

なんと!

両展の周遊券があるのです。
それも

2,000円!!

「夢の英国美術周遊券」と名づけられたこの先行前売り券は、10/4から11/4までの期間限定販売だけど、これはもう、気合入れてゲットしなければ!

早速、両展覧会の公式サイトをチェック↓↓

ザ・ビューティフル〜英国の唯美主義1860-1900展公式サイト>>

ラファエル前派展公式サイト>>

「ラファエル前派展」
会期:2014年1月25日〜4月6日 会期中無休
@森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52F)

「ザ・ビューティフル〜英国の唯美主義 1860-1900」
会期:2014年1月30日〜5月6日 月曜日休館(祝日の場合は翌火曜日休館)
@三菱一号館美術館(千代田区丸の内2-6-2)
information
佐々木竹翠 個展
『ひとり旅のOL〜湘南編』
令和5年8月8日→28日
月曜日〜土曜日 8:00〜20:00
日曜日 9:00〜20:00
自家焙煎珈琲 梅の木十条店
東京都北区上十条2-24-10 十条銀座商店街内マツキヨ上階
※喫茶店での展示のため、必ずワンオーダーをお願いします。
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