書家・佐々木竹翠〜いちごいちえ〜

東京で、かな書(ひらがな)をメインに、デザイン書や漢字の書を制作・発表している書家、佐々木竹翠のWeb Siteです。

森アーツセンターギャラリー

ご訪問、ありがとうございます。

「ラファエル前派展」と「ザ・ビューティフル展」

先日、来年(2014年)に開催される、「ラファエル前派展」@森アーツセンターギャラリーと、「ザ・ビューティフル〜英国の唯美主義1860-1900」@三菱一号館美術館の、先行前売券発売記念イベントに行ってきました。

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会場は、新東京ビルにあるMARUNOUCHI CAFE 倶楽部21号館。

イベントは、まず、この2つの展覧会を主催している、朝日新聞社文化事業部の帯金章郎氏による、両展覧会の概要についてのお話があり、

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続いて、「19世紀英国美術の魅力を語る」というテーマで、美術ジャーナリストの藤原えりみ氏と帯金氏の対談。

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”フランス絵画とイギリス絵画”を、ヌード画や、モローとピアズリーなどで比較したお話は、視覚にもかなり訴えるものがあり、絵画に知識の乏しい私にも、とても分かりやすいものでした。

で、この2つの展覧会、何が見所かといえば、まず、「ラファエル前派展」ですが、絵画のみ71展の展示、その中には、ロセッティや”ラファエル前派の代表”ともいえるミレイのオフィーリアもあるとのことで、これだけでも楽しみなのですが、お話の中でスライドにちょっと出てきた、ウィリアム・ホルマン・ハントの<良心の目覚め>。これが実に意味深な絵で、ぜひ、ぜひ、生で見たい(笑)。タイトルもなんとなく意味深でしょ?

そして、「ザ・ビューティフル〜英国の唯美主義1860-1900展」。こちらは絵画だけでなく、彫刻やデザインなどもある総合展。
絵画も相当魅力的ですが、個人的には、ジャポニズムの影響を受けた工芸品を見るのが楽しみ。
日本人として、今から100年以上も前に、日本がどれだけ海外のアートやデザインに影響を与えたのか、非常に興味深いです。

しかし、ここまでお話を聞いたりして思ったのだけど、英国美術って、案外アヴァンギャルドなのね。イメージ的に、かなりな正統派っぽいけど。
なんとなく、UKの音楽に通じるものを感じました。

で、この2つの展覧会、そりゃもう絶対両方見たいのだけど、「ラファエル前派展」は1,500円。前売りでも1,300円。
「ザ・ビューティフル展」は、大人1,600円。前売りでも1,400円。
会期もほぼ重なってるし、やっぱどちらかひとつにしようかな〜などと思っていたら、

なんと!

両展の周遊券があるのです。
それも

2,000円!!

「夢の英国美術周遊券」と名づけられたこの先行前売り券は、10/4から11/4までの期間限定販売だけど、これはもう、気合入れてゲットしなければ!

早速、両展覧会の公式サイトをチェック↓↓

ザ・ビューティフル〜英国の唯美主義1860-1900展公式サイト>>

ラファエル前派展公式サイト>>

「ラファエル前派展」
会期:2014年1月25日〜4月6日 会期中無休
@森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52F)

「ザ・ビューティフル〜英国の唯美主義 1860-1900」
会期:2014年1月30日〜5月6日 月曜日休館(祝日の場合は翌火曜日休館)
@三菱一号館美術館(千代田区丸の内2-6-2)

ボストン美術館展 〜森アーツセンターギャラリー

4月17日から六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されている「ボストン美術館展」を見に行ってきた。

連休とあってかなりの混雑。

しかし作品が見れないということはなく、また、作品点数も控えめだったので、混雑のわりにはじっくりと観賞できた。

やはり、ゴッホやモネ、ルノワールなどの作品の前には人が多く、なかなかゆっくりとは見れなかったが、私は個人的に、ロートレック、マチス、ブラックの作品に感銘を受けた。

特にロートレック。
どうしてもあのグラフィック的な作品のイメージが先行してしまうのだが、ここに展示されている「画家のアトリエのカルマン・ゴーダン」は、繊細な色調の油彩。
その柔らかくも存在感のある作品が、すごく印象的だった。

それと、マチス。
「花瓶の花」というタイトルのその作品は、全体的には暖かい日差しが差し込むような色調だが、そこに描かれた赤のラインと模様のインパクトが、とても印象的だった。

そして、ジョルジュ・ブラックの「桃と洋梨と葡萄のある静物」。
これはもう、理屈抜きで素晴らしかった。

こういう様々な作品が展示されている展覧会では、作品の展示数が多いと、どうしても自分の好みの作品ばかりに偏りがちになってしまうが、その点この展覧会は展示作品数が丁度よく、消化不良にならないで全ての作品を満遍なく観賞することができた。


そう、目録の表紙も、ゴッホ・ミレー・モネのいずれかから選ぶことができて、私はとっさにミレーを選んだのだけど。

ゴッホも捨てがたかったな・・・と。

これはじっくり選んでいたらかなり迷うと思うので、買う方はパッと目に付いたのにすることをお勧めします(笑)。


ボストン美術館展  西洋絵画の巨匠たち

6月20日まで
10:00〜20:00(入場は閉館の30分前まで)
会期中無休

森アーツセンターギャラリー
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階


展覧会公式サイトは、こちら>>



20:00まで開館なので、仕事帰りにも寄れる・・・ってのが嬉しいですね。

information
佐々木竹翠 個展
『ひとり旅のOL〜湘南編』
令和5年8月8日→28日
月曜日〜土曜日 8:00〜20:00
日曜日 9:00〜20:00
自家焙煎珈琲 梅の木十条店
東京都北区上十条2-24-10 十条銀座商店街内マツキヨ上階
※喫茶店での展示のため、必ずワンオーダーをお願いします。
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