松屋銀座で開催されている、「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」を見てきました。

アール・ヌーヴォーの時代といえば、19世紀後半から20世紀にかけて・・・つまり、世紀末のあたりかしら。

この時代のポスターがかなりの点数展示されていて、躍動感がありながらもどことなく陰影のある、芸術性の高いポスターの数々。

ロートレックにミュシャのポスター芸術はあまりにも有名ですが、おもしろかったのがクリムトの「ウィーン分離派展」のポスター。

これ、検閲前と検閲後が展示されているのです。

そう、ある部分があまりにも露骨に表現されていたため、検閲でその箇所を隠したデザインになってしまったわけですが。

その検閲前のポスターの芸術性が素晴らしい。

う〜ん、こちらを使って欲しかった・・・と思いながらも、これってやっぱ、現代でもダメよね。多分。

もちろん、グッズのポストカードもクリアファイルも”検閲後”の作品しかありませんでしたが。

検閲前の作品からは、”時代を動かそう”という躍動感を感じましたね。

まあ、この作品も「ポスター」でなく「美術」でしたらなんの問題もなかったのでしょうが。

そのあたりがやはり、ポスターの難しいところなんでしょう。

なんか、クリムトの話ばかりになってしまいましたが、人の”生”を感じるポスターの数々に、元気をもらえる展覧会です。



アール・ヌーヴォーのポスター芸術展

2010年8月25日(水)→9月6日(月)
10:00〜20:00(入場は閉場30分前まで。最終日は17:00まで)

松屋銀座8階大催事場
東京都中央区銀座3-6-1