国立新美術館で開催中の「陰影礼賛」を見てきました。

国立美術館のコレクションを集めたこの展覧会。

タイトル通り「影(陰)」を褒め称えた国内外の写真から現代アートまで、幅広い作品を展示しています。

その中でも、特に素晴らしかったのが、高松次郎氏の「影」という作品。

非常に大きな作品で、白い壁面に大きな数人の人の影が映し出されている。

最初、スライドか何かで映しているのかと思いましたが、こちらの影を全く映さないのにアレ?と思ったら‥‥

カンヴァスに描かれた影でした。

その後に展示されているこの作品のための下絵や習作も、また建築的で素晴らしかったです。

その他、超有名な作品も数点あったり、それもまた楽しめる展覧会。

しかし、この陰(影)を礼賛する観念って、やっぱ日本人が一番持っているんじゃないかと、全体の作品を見て思いました。

そう、西洋の作品と日本の作品では、捉え方が微妙に違うのよね。


陰影礼賛

10月18日(月)まで。
10:00〜18:00(金曜日は20:00まで。入場は閉館30分前まで)

国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2
http://www.nact.jp/