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12月22日から27日まで、銀座GalleryG2さんで開催されてた個展は、無事に終了しました。

暮れのお忙しい中、お越し頂いたみなさま、気にかけて頂いたみなさま、ありがとうございました。
今回は、7年ぶりのギャラリーでの個展ということもあり、全く一から始めたような感じです。
いやホント、7年も経ってるとね、世の中も自分もいろいろ変わってるわけで、DM1枚作るのにもこんなに時間かかったっけ❓って感じで😅

そして、書の作品といけばなの展示という新しい試みにも挑戦し、恐ろしいことに、これをシリーズ化しようなどどいう無鉄砲なことも考えちゃったりして、はい、「花と色」というテーマで、今後、自分の20代から50代までを書といけばなで表現した作品を、数年がかりで発表していく予定です。

なぜ50代まで❓と思われるかと思いますが、過ぎた年代を振り返って作品を作るため、50代を振り返る時はすでに60代になってるわけで。
ってことは、60代を振り返る時はもう70代で、いやとても、70過ぎてまで作家やってる気力も体力もありませんわ。生きてるかも分からないし。

そんなわけで、なんとも自分的には壮大な計画を立ててしまったと。
でも、これから数年間は、ネタ切れにならずにすみますわ(笑)

で、今回の個展では自分の10代の頃を書いたわけですが、何十年も前の多感な思春期の頃の自分を振り返るって、こんなにも恥ずかしいことだとは…
それをまた作品にしてしまうのも、こんなにも照れくさいことだとは…
でもあの頃は、自分の体と心の急激な変化に、ただただ戸惑っていたんだよなぁ〜と、それをさらけ出すことに若干の抵抗もあったけど、こうして作品にしてしまったら、もう完全に過ぎ去った日々でした。

そう、今回の個展では、作品を綺麗にみせようとか、かっこよくみせようとか、恐ろしいくらいそんな気持ちがなくなって、ありのままの自分をさらけだすことができました。
そう、ずっとこうやって、自分をさらけ出した字を書きたかったんだよね。
でも、それが中々難しくってできなくって。
隠すことしかできなかったんだよね。
一皮剥けたとか、そんな大それたことではないけれど、書家は60代でやっと「若手」と言われる意味が分かった気がします。
そうすると、私はまだ「若手」にもなってないわけだから。
まだまだ、人生の修行を積まなければなりませんね。

そんなわけで、さらりとお礼とご報告だけで終わらせようと思ったのだけど、なんか熱く語ってしまい、無駄にお時間を頂きましたが、今回の作品の画像をアップいたします。


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来年は3月に京都でのグループ展、10月に韓国でのグループ展が決まっており、6月には、十条銀座の自家焙煎珈琲梅の木十条店さんで、今回の個展の作品をあらためて展示させて頂きます(いけばなは飾れませんが)。
各展示とも、詳細は追ってお知らせしますので、よろしくお願い致します。

2022年も今日のみとなりましたが、今年もこのブログにお越しいただきありがとうございました。
どうぞ、良いお年をお迎えください。