
今、六本木のサントリー美術館で開催されている「和ガラス 粋なうつわ、遊びのかたち」展。
正直、絶対見たいって展示ではなかったのですが(すみません

とにかく、美しい。
どう美しいって、これってやっぱ、日本の美なんだろうなあ・・・
繊細で儚げで可愛らしくて。
そう、一見なんでもなさそうなんだけど、ひとつひとつのパーツをよーく見てみると、実に端正な構成と見事な技術力で作られてるんだよね。
なんとなく、浮世絵の美に通じるものがあると思ったのは私だけかしら?
特に感動したのが、藍色。
この色って、日本独特の色彩だと思う。
見ていると吸い込まれていくような、なんとも言えない神秘的な色。
たったひとつのガラス器がこれほどまでに神秘的であるのも、やっぱ日本の美だよね。
それと、ところどころに感じられる、遊び心。
風鈴などはその代表で。
人々の生活に密着しながらも、その芸術的な美しさと素晴らしい技術力と磨いていったんだな〜と、当時の職人さんたちの技の深さをしっかりと感じたわけで。
ね、こういうところも、やっぱ、浮世絵に通じるよね?
何気なさの中に”美”と”技”を感じられる、必見の展覧会です。
和ガラス- 粋なうつわ、遊びのかたち
5月23日(日)まで
休館日 毎週火曜日(5月4日は開館)
開館時間 日・月・祝10:00〜18:00 水→土10:00〜20:00
サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
tel:03-3479-8600
ところで・・・最後に愚痴になるけれど、平日の昼間とあってか中高年の女性の”群れ”が多く・・・
雑談で非常にうるさかった

なんであんなに群れをなして、美術館をガヤガヤと見なければならないのか、私には全く理解ができないけれど、公共の場でのマナーってのをもう少し考えて欲しいものだと、つくづく感じたのであった。