ヨコハマトリエンナーレ2014@横浜美術館の、夜間特別鑑賞会に行ってきました。
今回のアーティスティック・ディレクターは森村泰昌さん。
「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」という、ロマンティックでインパクトあるタイトルのもとで、「2つの序章」と「11の挿話」から成り立つ物語を巡っていきながら、見る人は「忘却」の旅へと誘われていく・・・という、なんだかもう、聞いただけでワクワクしてしまいます。

まず、レクチャーホールで、ヨコハマトリエンナーレ2014・キュルトリアルヘッドの天野太郎さんのミニレクチャー。

ヨコハマトリエンナーレについてと、今回の見どころなどのお話を聞きました。
そして、会場へ。
まず、目をひいたのが、この作品。



会場入り口のフロアに、非常に大きく展示されているこの作品は、マイケル・ランディさんの「アート・ビン」という作品。
中には、アート作品らしきものが投げ込まれるように展示?されていて・・・そう、この作品、アーティストたちの””捨て去りたい過去の作品”を持ち寄って、”捨てる”ことで成立する、参加型の作品なのです。
いや・・・ホント、私も過去の捨て去りたい作品が山ほどありますからね。でも、なかなかゴミとして処分できない。
だけど、それがこうやってひとつの作品として成り立つのであれば・・・そういう思いの作家さん、結構多いのではないかしら?
そう、この参加型作品は、11/3まで、満15歳以上で、”自分で制作した作品を所有”している参加者を募集しているとのことで、詳細はまず、
アート・ビン特設サイト>>
で、ご確認を。
・・・と、出だしから長くなってしまいましたが(汗)
ここで、独断で印象に残った作品を少々ご紹介。
まずは、第1話”沈黙とささやきに耳をかたむける”に展示されている、木村浩さんの「言葉」。

書かれて(描かれて?)いるのは、本当に何気ない日常の言葉なのですが、発したらそれで終わってしまうハズの”言葉”も、こうやって文字にしてみると、とてもシュール。
話言葉(ほとんどの場合、消え去る言葉)と、書き言葉(記録される言葉)双方の、危うさを感じました(笑)。
そして、第2話”漂流する教室にであう”の作品。



「釜ヶ崎芸術大学」。
これはもう、理屈抜きで、とにかく見て!って感じ。言葉では説明できない表現の面白さが、ここにありました。
また、第4話”たった独りで世界と格闘する重労働”に展示されていた、福岡道雄さんのこの作品。

遠くから見ると、真っ黒な作品なのですが、近寄って見ると、「何もすることがない」などの言葉が、細かくびっしりと刻まれています。
いや〜、これは本当に凄い。ひとつひとつ見入ってしまいました。勿体なくて、一文字も見逃せません。それほどの迫力。
この他にも紹介しきれないほど素晴らしい作品が勢ぞろいで、どれも見逃せなく、でも、横浜美術館だけでもかなりの作品点数。
会場は他にもう1会場(新港ピア)あるので、1日かけて、じっくり鑑賞するのがおススメです。
今回は横浜美術館のみの鑑賞会でしたが、新港ピアのほうの会場と合わせて見て物語を完結させたとき、一体自分にどんな「忘却」の世界が訪れるのか。
とにかく、体感してみるしかないですね。
※画像は、夜間特別鑑賞会のため、主催者から特別に許可を得て撮影しています。
ヨコハマトリエンナーレ2014「華氏451の芸術:世界の中心に忘却の海がある」
会期 11月3日(月・祝)まで
時間 10:00〜18:00(9/13,10/11,11/1は20:00まで。入場は閉場の30分前まで。)
休場 第1・3木曜日
会場 横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)
新港ピア(横浜市中区新港2-5)
ヨコハマトリエンナーレ2014公式ウェブサイト>>
今回のアーティスティック・ディレクターは森村泰昌さん。
「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」という、ロマンティックでインパクトあるタイトルのもとで、「2つの序章」と「11の挿話」から成り立つ物語を巡っていきながら、見る人は「忘却」の旅へと誘われていく・・・という、なんだかもう、聞いただけでワクワクしてしまいます。

まず、レクチャーホールで、ヨコハマトリエンナーレ2014・キュルトリアルヘッドの天野太郎さんのミニレクチャー。

ヨコハマトリエンナーレについてと、今回の見どころなどのお話を聞きました。
そして、会場へ。
まず、目をひいたのが、この作品。



会場入り口のフロアに、非常に大きく展示されているこの作品は、マイケル・ランディさんの「アート・ビン」という作品。
中には、アート作品らしきものが投げ込まれるように展示?されていて・・・そう、この作品、アーティストたちの””捨て去りたい過去の作品”を持ち寄って、”捨てる”ことで成立する、参加型の作品なのです。
いや・・・ホント、私も過去の捨て去りたい作品が山ほどありますからね。でも、なかなかゴミとして処分できない。
だけど、それがこうやってひとつの作品として成り立つのであれば・・・そういう思いの作家さん、結構多いのではないかしら?
そう、この参加型作品は、11/3まで、満15歳以上で、”自分で制作した作品を所有”している参加者を募集しているとのことで、詳細はまず、
アート・ビン特設サイト>>
で、ご確認を。
・・・と、出だしから長くなってしまいましたが(汗)
ここで、独断で印象に残った作品を少々ご紹介。
まずは、第1話”沈黙とささやきに耳をかたむける”に展示されている、木村浩さんの「言葉」。

書かれて(描かれて?)いるのは、本当に何気ない日常の言葉なのですが、発したらそれで終わってしまうハズの”言葉”も、こうやって文字にしてみると、とてもシュール。
話言葉(ほとんどの場合、消え去る言葉)と、書き言葉(記録される言葉)双方の、危うさを感じました(笑)。
そして、第2話”漂流する教室にであう”の作品。



「釜ヶ崎芸術大学」。
これはもう、理屈抜きで、とにかく見て!って感じ。言葉では説明できない表現の面白さが、ここにありました。
また、第4話”たった独りで世界と格闘する重労働”に展示されていた、福岡道雄さんのこの作品。

遠くから見ると、真っ黒な作品なのですが、近寄って見ると、「何もすることがない」などの言葉が、細かくびっしりと刻まれています。
いや〜、これは本当に凄い。ひとつひとつ見入ってしまいました。勿体なくて、一文字も見逃せません。それほどの迫力。
この他にも紹介しきれないほど素晴らしい作品が勢ぞろいで、どれも見逃せなく、でも、横浜美術館だけでもかなりの作品点数。
会場は他にもう1会場(新港ピア)あるので、1日かけて、じっくり鑑賞するのがおススメです。
今回は横浜美術館のみの鑑賞会でしたが、新港ピアのほうの会場と合わせて見て物語を完結させたとき、一体自分にどんな「忘却」の世界が訪れるのか。
とにかく、体感してみるしかないですね。
※画像は、夜間特別鑑賞会のため、主催者から特別に許可を得て撮影しています。
ヨコハマトリエンナーレ2014「華氏451の芸術:世界の中心に忘却の海がある」
会期 11月3日(月・祝)まで
時間 10:00〜18:00(9/13,10/11,11/1は20:00まで。入場は閉場の30分前まで。)
休場 第1・3木曜日
会場 横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)
新港ピア(横浜市中区新港2-5)
ヨコハマトリエンナーレ2014公式ウェブサイト>>